閣法59号成立内閣提出

年金制度改革法案

正式名称:社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案

法案の概要

働き方と家族構成の変化に対応し、被用者保険の適用拡大、在職老齢年金、遺族年金、私的年金などを見直した。

関係する可能性がある人
短時間労働者・中小企業の従業員働きながら年金を受け取る人遺族年金・私的年金の対象者
現在地2025年6月20日公布(法律第74号)成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載2026.07.28確認

30-SECOND GUIDE

年金制度改革法案で何が変わるのか

働き方と家族構成の変化に対応し、被用者保険の適用拡大、在職老齢年金、遺族年金、私的年金などを見直した。

関係する人

短時間労働者・中小企業の従業員・働きながら年金を受け取る人・遺族年金・私的年金の対象者

短時間労働者・中小企業の従業員、働きながら年金を受け取る人、遺族年金・私的年金の対象者に関わる可能性がある法案です。

主な変更

企業規模要件の撤廃など被用者保険の適用を拡大

企業規模要件の撤廃など被用者保険の適用を拡大。在職老齢年金の支給停止基準額を引上げ。

次に確認

2025年6月20日公布(法律第74号)

中小・零細事業者の保険料負担

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

企業規模要件の撤廃など被用者保険の適用を拡大

短時間労働者が厚生年金・健康保険に入る企業規模要件を段階的になくす。

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勤務時間や賃金などの要件を満たす人は、勤め先の規模にかかわらず被用者保険へ加入する方向へ広げる。保険料を事業主と分けて負担し、将来の厚生年金を増やす仕組みである。

02

在職老齢年金の支給停止基準額を引上げ

働きながら年金を受ける人の支給停止基準額を引き上げる。

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賃金と厚生年金の合計が一定額を超えると年金の一部を止める在職老齢年金について、停止が始まる水準を上げる。高齢者が就労を続けやすくする狙いがある。

03

遺族年金や私的年金制度を見直し

遺族年金と私的年金を、働き方・家族構成の変化に合わせて見直す。

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男女や子の有無で異なる遺族厚生年金の給付要件・期間を段階的に改め、企業年金や個人型年金の利用可能年齢なども広げる。既存受給者には経過措置を設ける。

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

衆議院修正を経て成立した。審議では、適用拡大による将来給付と足元の手取り・事業主負担、基礎年金の水準と財源、遺族年金の移行が議論された。制度ごとに施行時期が違うため継続的な案内が重要になる。

01

中小・零細事業者の保険料負担

保険料の半分を負担する小規模事業者への支援がなければ、雇用や営業時間に影響する可能性がある。加入者の将来給付と現在の手取りを併せて示す必要がある。

02

基礎年金の給付水準と財源

基礎年金の実質水準をどう維持するかは法案修正でも焦点となった。財源を含む将来見通しを定期的に検証する必要がある。

03

制度変更の周知と就労への影響

複数の改正が段階的に始まるため、自分がいつから対象かを理解しにくい。年齢・働き方・家族構成別の通知と相談が重要である。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2025.06.13参議院本会議・最終採決。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
183
反対
51
投票総数
234
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党賛成賛成 111 / 反対 0 ・ 2名は投票なし
立憲民主・社民・無所属賛成賛成 41 / 反対 0
公明党賛成賛成 27 / 反対 0
日本維新の会反対賛成 0 / 反対 16 ・ 1名は投票なし
国民民主党・新緑風会反対賛成 0 / 反対 12
日本共産党反対賛成 0 / 反対 11
れいわ新選組反対賛成 0 / 反対 5
沖縄の風投票なし賛成 0 / 反対 0 ・ 2名とも投票なし
NHKから国民を守る党反対賛成 0 / 反対 2

参議院公式の本会議投票結果から、会派別の賛否票数を転記。採決時点の会派名で表示しています。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出
  2. 衆議院
  3. 会議録

    社会保険の適用拡大と年金給付を総括質疑

    年金制度改革法案について、短時間労働者への社会保険適用、基礎年金の給付水準、在職老齢年金、中小企業の保険料負担を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  4. 成立
  5. 公布

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

2025年末から複数の制度が順次施行され、短時間労働者、就労高齢者、遺族などへの影響を分けて確認する段階です。

段階施行中
いま確認すること

被用者保険の適用拡大で将来給付を増やしつつ、足元の手取りと小規模事業者の雇用に過度な影響を出さないこと。

次の節目

制度ごとの施行時期に合わせた対象者・事業者への個別周知

施行の工程と確認指標を見る →