閣法27号成立内閣提出

鳥獣保護管理法改正案

正式名称:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律案

法案の概要

クマやイノシシが市街地など人の日常生活圏に出没した場合に、市町村の判断で安全を確保しながら緊急銃猟を行えるようにした。

現在地2025年4月25日公布(法律第28号)成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載

30-SECOND GUIDE

鳥獣保護管理法改正案で何が変わるのか

クマやイノシシが市街地など人の日常生活圏に出没した場合に、市町村の判断で安全を確保しながら緊急銃猟を行えるようにした。

主な変更

一定条件下で市町村が緊急銃猟を実施可能に

一定条件下で市町村が緊急銃猟を実施可能に。安全確保、避難、損失補償の手続を整備。

あわせて見る論点

市街地での安全確保と判断基準

市街地での安全確保と判断基準。自治体・ハンターの責任と補償。

次に確認

2025年4月25日公布(法律第28号)

市街地での安全確保と判断基準

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

一定条件下で市町村が緊急銃猟を実施可能に

クマなどが生活圏に出た場合、市町村の判断で緊急銃猟を行えるようにする。

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人の生命・身体に危険が迫り、通常の捕獲では間に合わないなど一定の条件を満たす場合、市町村長が安全を確認して捕獲者へ発砲を依頼できる。警察だけに判断を委ねる制度ではない。

02

安全確保、避難、損失補償の手続を整備

住民避難、通行規制、損失補償など発砲時の安全手続を定める。

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市町村が周辺住民を避難させ、道路等を規制し、第三者の財産に損害が出た場合の補償を行う。捕獲者個人に全ての責任を負わせない枠組みにする。

03

国が自治体向けの技術支援・マニュアルを整備

国が自治体向けの技術支援、判断基準、訓練を整える。

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野生動物の行動、安全な射撃、住民誘導を自治体職員が学べるよう、国がマニュアルや専門家派遣を用意する。都道府県や警察との連絡体制も強める。

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

審議では、市街地で迅速に対応できる権限を市町村へ与える必要性と、住民・捕獲者の安全、責任・補償、人材不足が議論された。成立後は自治体のマニュアルと訓練が実際の初動を左右する。

01

市街地での安全確保と判断基準

発砲が最後の手段となる条件を共有し、警察到着前も含めて誰が安全を確認し決定するかを訓練しておく必要がある。

02

自治体・ハンターの責任と補償

自治体の依頼で行動する捕獲者に過大な民事・刑事リスクを負わせない一方、注意義務と事故調査を明確にする必要がある。

03

人材不足と訓練体制

熟練者の高齢化が進む。地域を越えた応援、若手育成、適切な報酬と保険を整えなければ制度を使えない地域が残る。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2025.04.18の参議院本会議・最終採決。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
230
反対
6
投票総数
236
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党賛成賛成 111 / 反対 0 ・ 2名は投票なし
立憲民主・社民・無所属賛成賛成 41 / 反対 0
公明党賛成賛成 27 / 反対 0
日本維新の会賛成賛成 18 / 反対 0
国民民主党・新緑風会賛成賛成 12 / 反対 0
日本共産党賛成賛成 11 / 反対 0
れいわ新選組反対賛成 0 / 反対 5
沖縄の風賛成賛成 1 / 反対 0 ・ 1名は投票なし
NHKから国民を守る党賛否あり賛成 1 / 反対 1

参議院公式の本会議投票結果から、採決時点の会派別賛否を転記。各派に属しない議員は会派比較から除き、会派内の投票なしは注記しています。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出
  2. 衆議院
  3. 会議録

    市街地のクマ・イノシシに緊急銃猟

    鳥獣保護管理法改正案について、市街地など生活圏でのクマ・イノシシ被害、緊急銃猟、市町村の体制、ハンターの安全と補償を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  4. 成立
  5. 公布

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

2025年9月に緊急銃猟制度が施行され、実際の発砲事例も出ています。出没時対応と、2027年4月予定の平時の危険鳥獣管理を接続する段階です。

段階施行中
いま確認すること

住民避難、通行規制、捕獲者の要件、損失補償を安全に運用し、緊急銃猟へ頼り切らない生息調査・侵入防止・人材育成を進めること。

次の節目

2027年4月1日予定の危険鳥獣管理に関する基本指針・都道府県計画の反映

施行の工程と確認指標を見る →