閣法4・5号成立内閣提出

サイバー対処能力強化二法案

正式名称:重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律案及び関係法律整備法案

217(常会)提出217(常会)成立法律第42号・第43号
法案の概要

重要インフラへのサイバー攻撃を未然に防ぐため、官民の情報共有、通信情報の利用、攻撃元へのアクセス・無害化と独立監督の枠組みを整えた。

関係する可能性がある人
重要インフラ事業者通信事業者・インターネット利用者サイバー対策を担う行政機関
現在地2025年5月23日公布(法律第42号・第43号)成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載2026.07.28確認

30-SECOND GUIDE

サイバー対処能力強化二法案で何が変わるのか

重要インフラへのサイバー攻撃を未然に防ぐため、官民の情報共有、通信情報の利用、攻撃元へのアクセス・無害化と独立監督の枠組みを整えた。

関係する人

重要インフラ事業者・通信事業者・インターネット利用者・サイバー対策を担う行政機関

重要インフラ事業者、通信事業者・インターネット利用者、サイバー対策を担う行政機関に関わる可能性がある法案です。

主な変更

重要インフラ事業者の報告と官民協議会を制度化

重要インフラ事業者の報告と官民協議会を制度化。一定の通信情報を取得・分析する仕組みを整備。

次に確認

2025年5月23日公布(法律第42号・第43号)

通信の秘密とプライバシーの保護

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

重要インフラ事業者の報告と官民協議会を制度化

重要インフラ事業者に、重大なサイバー攻撃の報告と官民協議への参加を求める。

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電力、通信など重要サービスを担う事業者がインシデントや脆弱性を政府と共有し、攻撃の兆候と対策を協議する。個社の被害を他の事業者の予防へつなげる仕組みである。

02

一定の通信情報を取得・分析する仕組みを整備

攻撃を把握するため、一定の通信情報を取得・分析できる制度を設ける。

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サイバー攻撃に関係する機械的な通信情報を分析し、攻撃元や被害拡大の兆候を早期に把握する。利用目的、対象、保存、廃棄を限定し、私的通信の内容を無制限に見る制度にはしない。

03

アクセス・無害化措置とサイバー通信情報監理委員会を新設

攻撃元へのアクセス・無害化と、独立監督委員会を制度化する。

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重大な攻撃を止めるため、一定の要件と手続の下で攻撃に使われるサーバーへアクセスし、機能を無害化する。サイバー通信情報監理委員会が通信情報の利用などを独立して監督する。

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

衆議院で修正された二法案が成立した。審議では、攻撃を未然に防ぐ能力と通信の秘密を両立する要件、独立監督委員会が実際に政府活動を止められるか、民間事業者の報告負担が中心となった。

01

通信の秘密とプライバシーの保護

通信情報を収集できる範囲を法律と技術の両面で限定し、検索条件、閲覧、保存、削除の記録を独立機関が検査する必要がある。

02

独立監督機関の実効性

監理委員会が十分な専門人材と予算を持ち、秘密資料へアクセスし、違反の是正を公に報告できるかが実効性を左右する。

03

民間事業者の負担と国際法上の運用

報告義務だけでなく、政府から脅威情報と具体的支援を返すことが官民連携には必要である。国外への措置では国際法上の説明も欠かせない。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2025.05.16参議院本会議・最終採決(主法案)。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
209
反対
19
投票総数
228
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党賛成賛成 106 / 反対 0
立憲民主・社民・無所属賛成賛成 39 / 反対 0
公明党賛成賛成 27 / 反対 0
日本維新の会賛成賛成 16 / 反対 0
国民民主党・新緑風会賛成賛成 12 / 反対 0
日本共産党反対賛成 0 / 反対 11
れいわ新選組反対賛成 0 / 反対 5
沖縄の風反対賛成 0 / 反対 2
NHK党賛成賛成 2 / 反対 0

二法案のうち主法案の会派別結果を表示。整備法も同日の参議院公式投票結果へリンクしています。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出
  2. 衆議院
  3. 会議録

    能動的サイバー防御と通信の秘密を審議

    サイバー対処能力強化二法案について、通信情報の利用、国内通信の除外、重要インフラとの官民連携、無害化措置、独立監督を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  4. 成立
  5. 公布

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

基本規定と監督体制に続き、官民連携の主要部分を2026年10月に施行する準備が進んでいます。

段階施行中
いま確認すること

特別社会基盤事業者の届出・インシデント報告、官民協議会、通信情報の取扱いを政省令・解説で具体化すること。

次の節目

2026年10月1日の官民連携部分の施行

施行の工程と確認指標を見る →