閣法42号成立内閣提出

危険運転致死傷罪等改正案

正式名称:自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案

法案の概要

危険で悪質な運転を適切に処罰するため、飲酒・高速度運転の数値基準や新たな危険運転類型を設け、道路交通法上の処分も見直した。

現在地2026年7月1日公布(法律第52号)成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載

30-SECOND GUIDE

危険運転致死傷罪等改正案で何が変わるのか

危険で悪質な運転を適切に処罰するため、飲酒・高速度運転の数値基準や新たな危険運転類型を設け、道路交通法上の処分も見直した。

主な変更

飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入

飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入。横滑り走行など新たな危険運転類型を追加。

あわせて見る論点

数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか

数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか。逆走・無免許など対象外行為への対応。

次に確認

2026年7月1日公布(法律第52号)

数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入

飲酒量や速度について、危険運転罪を判断する数値基準を設ける。

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事故後に『正常な運転が困難だったか』をめぐって判断が分かれないよう、一定のアルコール濃度や著しい高速度を危険運転と評価する基準へ反映する。数値だけで全事故を自動判定する仕組みではない。

02

横滑り走行など新たな危険運転類型を追加

横滑り走行など、重大事故につながる新たな危険運転類型を加える。

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車を意図的に横滑りさせるなど、交通の危険を著しく高める運転を処罰対象として明確にする。従来の条文では捉えにくかった悪質行為に対応する。

03

悪質運転に関する免許・行政処分を見直し

悪質運転に対する免許取消しなど行政処分も見直す。

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刑事処罰だけでなく、危険な運転者を再び道路へ戻さないための免許処分、欠格期間、再取得時の扱いを改める。捜査情報と行政処分を適切につなぐ。

MEMBERS & GROUPS

議員・会派の違いを比べる

同じ法案や論点への発言を、賛否だけでなく優先する手段の違いで比較します。

公式投票記録参議院・賛成239 / 反対0会派別賛否を見る →

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

参議院先議で審議され、飲酒・速度の数値基準が判断の明確化につながるか、基準外でも危険な運転をどう扱うか、被害者に納得できる捜査・裁判になるかが議論された。その後衆議院を通過し成立した。

01

数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか

数値は予測可能性を高める一方、事故の危険性は道路、車両、運転操作でも変わる。数値と個別事情を一貫して評価する実務が必要である。

02

逆走・無免許など対象外行為への対応

逆走、無免許の反復、極端なあおりなどが条文の隙間に残らないか、適用事例を蓄積して次の見直しへつなげる必要がある。

03

被害者に分かりやすい捜査・裁判運用

罪名の変更や不起訴理由が被害者に伝わらないと不信が残る。捜査の証拠収集、法的評価、裁判結果を理解できる説明が重要である。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2026.04.17の参議院本会議・最終採決。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
239
反対
0
投票総数
239
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党・無所属の会賛成賛成 97 / 反対 0 ・ 4名は投票なし
立憲民主・無所属賛成賛成 39 / 反対 0 ・ 1名は投票なし
国民民主党・新緑風会賛成賛成 25 / 反対 0
公明党賛成賛成 21 / 反対 0
日本維新の会賛成賛成 18 / 反対 0 ・ 1名は投票なし
参政党賛成賛成 15 / 反対 0
日本共産党賛成賛成 7 / 反対 0
れいわ新選組賛成賛成 4 / 反対 0 ・ 1名は投票なし
日本保守党賛成賛成 2 / 反対 0
沖縄の風賛成賛成 2 / 反対 0
チームみらい・無所属の会賛成賛成 2 / 反対 0
社会民主党賛成賛成 2 / 反対 0

参議院公式の本会議投票結果から、採決時点の会派別賛否を転記。各派に属しない議員は会派比較から除き、会派内の投票なしは注記しています。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出

    参議院に法案を提出

    危険運転致死傷罪と道路交通法を見直す政府提出法案として参議院へ提出された。

    公式情報で確認する ↗
  2. 会議録

    危険運転の数値基準と適用範囲を審議

    危険運転致死傷罪等改正案について、飲酒・高速度の数値基準、判断のばらつき、新たな運転類型、逆走・無免許などの扱い、被害者支援を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  3. 参議院
  4. 成立
  5. 公布

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

2026年7月21日に改正法が施行され、飲酒・高速度の数値基準と新たな危険運転類型を実際の捜査・起訴・裁判へ適用する段階です。

施行済み
いま確認すること

数値基準だけで機械的に判断せず、道路・交通状況と個別の危険性を評価し、罪名の選択理由を被害者・遺族へ説明すること。

次の節目

新基準を適用した起訴・判決と、対象外となった境界事例の公表を確認

施行の工程と確認指標を見る →