危険運転致死傷罪等改正案
正式名称:自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案
危険で悪質な運転を適切に処罰するため、飲酒・高速度運転の数値基準や新たな危険運転類型を設け、道路交通法上の処分も見直した。
30-SECOND GUIDE
危険運転致死傷罪等改正案で何が変わるのか
危険で悪質な運転を適切に処罰するため、飲酒・高速度運転の数値基準や新たな危険運転類型を設け、道路交通法上の処分も見直した。
交通事故の被害者と家族・自動車・二輪車の運転者・警察・検察・裁判所
交通事故の被害者と家族、自動車・二輪車の運転者、警察・検察・裁判所に関わる可能性がある法案です。
飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入
飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入。横滑り走行など新たな危険運転類型を追加。
2026年7月1日公布(法律第52号)
数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか
WHAT CHANGES
何が変わるか
まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。
01飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入
飲酒量や速度について、危険運転罪を判断する数値基準を設ける。
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飲酒・高速度運転の危険運転該当性に数値基準を導入
飲酒量や速度について、危険運転罪を判断する数値基準を設ける。
事故後に『正常な運転が困難だったか』をめぐって判断が分かれないよう、一定のアルコール濃度や著しい高速度を危険運転と評価する基準へ反映する。数値だけで全事故を自動判定する仕組みではない。
02横滑り走行など新たな危険運転類型を追加
横滑り走行など、重大事故につながる新たな危険運転類型を加える。
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横滑り走行など新たな危険運転類型を追加
横滑り走行など、重大事故につながる新たな危険運転類型を加える。
車を意図的に横滑りさせるなど、交通の危険を著しく高める運転を処罰対象として明確にする。従来の条文では捉えにくかった悪質行為に対応する。
03悪質運転に関する免許・行政処分を見直し
悪質運転に対する免許取消しなど行政処分も見直す。
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悪質運転に関する免許・行政処分を見直し
悪質運転に対する免許取消しなど行政処分も見直す。
刑事処罰だけでなく、危険な運転者を再び道路へ戻さないための免許処分、欠格期間、再取得時の扱いを改める。捜査情報と行政処分を適切につなぐ。
MEMBERS & GROUPS
議員・会派の違いを比べる
同じ法案や論点への発言を、賛否だけでなく優先する手段の違いで比較します。
POINTS AT ISSUE
成立までの主な論点
参議院先議で審議され、飲酒・速度の数値基準が判断の明確化につながるか、基準外でも危険な運転をどう扱うか、被害者に納得できる捜査・裁判になるかが議論された。その後衆議院を通過し成立した。
数値基準と個別事故の危険性をどう評価するか
数値は予測可能性を高める一方、事故の危険性は道路、車両、運転操作でも変わる。数値と個別事情を一貫して評価する実務が必要である。
逆走・無免許など対象外行為への対応
逆走、無免許の反復、極端なあおりなどが条文の隙間に残らないか、適用事例を蓄積して次の見直しへつなげる必要がある。
被害者に分かりやすい捜査・裁判運用
罪名の変更や不起訴理由が被害者に伝わらないと不信が残る。捜査の証拠収集、法的評価、裁判結果を理解できる説明が重要である。
DEBATE & HISTORY
議論と審議の流れ
議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。
- 提出
参議院に法案を提出
危険運転致死傷罪と道路交通法を見直す政府提出法案として参議院へ提出された。
公式情報で確認する ↗ - 会議録
危険運転の数値基準と適用範囲を審議
危険運転致死傷罪等改正案について、飲酒・高速度の数値基準、判断のばらつき、新たな運転類型、逆走・無免許などの扱い、被害者支援を議論した。
古庄 玄知自由民主党・無所属の会会議と発言を詳しく見る →高速度事故で裁判所の判断が分かれた事例を示し、飲酒・速度に数値基準を設けて危険運転の判断を明確にする理由を質問した。
嘉田 由紀子日本維新の会逆走や無免許の反復など常識的に危険な行為が十分対象にならない点を挙げ、法整備と被害者に寄り添う運用を求めた。
横山 信一公明党正常な運転が困難な状態と支障が生じるおそれの違い、適用基準、今回数値基準を導入する根拠を明確にするよう求めた。
- 参議院
参議院で可決
法務委員会での可決を経て、参議院本会議で可決された。
公式情報で確認する ↗ - 成立
衆議院で可決
衆議院本会議で可決され、成立した。
公式情報で確認する ↗ - 公布
法律第52号として公布
改正法が公布された。
公式情報で確認する ↗