閣法9号成立内閣提出

給特法等改正案

正式名称:公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法等の一部を改正する法律案

法案の概要

教員の処遇改善と長時間勤務の縮減を一体で進めるため、教職調整額の段階的な引上げ、教育委員会の計画策定、学校の組織体制などを見直した。

関係する可能性がある人
公立学校の教員児童・生徒と保護者教育委員会・学校設置者
現在地2025年6月18日公布(法律第68号)成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載2026.07.28確認

30-SECOND GUIDE

給特法等改正案で何が変わるのか

教員の処遇改善と長時間勤務の縮減を一体で進めるため、教職調整額の段階的な引上げ、教育委員会の計画策定、学校の組織体制などを見直した。

関係する人

公立学校の教員・児童・生徒と保護者・教育委員会・学校設置者

公立学校の教員、児童・生徒と保護者、教育委員会・学校設置者に関わる可能性がある法案です。

主な変更

教職調整額を段階的に4%から10%へ引上げ

教職調整額を段階的に4%から10%へ引上げ。教育委員会に業務量管理・健康確保の計画策定と公表を求める。

次に確認

2025年6月18日公布(法律第68号)

2029年度までに時間外在校等時間を月平均30時間程度へ減らす目標の実効性

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

教職調整額を段階的に4%から10%へ引上げ

教員の時間外勤務分として支給される教職調整額を、4%から10%へ段階的に上げる。

詳しく見る閉じる

公立学校教員には原則として時間外手当を支給せず、給与月額に一定割合を上乗せする制度がある。その割合を毎年度引き上げ、2030年度に10%とする。

02

教育委員会に業務量管理・健康確保の計画策定と公表を求める

教育委員会に、教員の業務量と健康を管理する計画・公表を義務付ける。

詳しく見る閉じる

自治体ごとに時間外在校等時間を減らす目標と取組を計画し、その実施状況を公表する。2029年度までに月平均30時間程度へ減らす国の目標と結び付けて進捗を確認する。

03

学校運営を担う主務教諭の職を新設

学校運営の一部を担う「主務教諭」を新設する。

詳しく見る閉じる

管理職と一般教員の間で、校務の調整や若手支援などを担う新しい職を置けるようにする。役割に応じた処遇を設け、学校の組織運営を分担する狙いがある。

MEMBERS & GROUPS

議員・会派の違いを比べる

同じ法案や論点への発言を、賛否だけでなく優先する手段の違いで比較します。

公式投票記録参議院・賛成219 / 反対16会派別賛否を見る →

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

審議では処遇改善への賛同がある一方、調整額を上げるだけでは長時間勤務を減らせないとの指摘が続いた。衆議院で修正の上可決され、業務削減目標、自治体計画、実績公表を伴う制度として成立した。

01

2029年度までに時間外在校等時間を月平均30時間程度へ減らす目標の実効性

月平均の目標だけでは、繁忙期や長時間勤務者が見えにくい。学校・個人別の実態を把握し、目標未達の場合に業務や配置を改められるかが重要である。

02

授業時数・校務・教員配置を含む業務削減

授業時数、部活動、保護者対応、調査・会議を減らさずに勤務時間だけ短くすることは難しい。国と自治体が業務そのものを選別する必要がある。

03

自治体ごとの計画と実績の公表

公表様式が自治体ごとに違うと比較できない。計画、勤務時間、休職・健康状況、教員配置を継続して追える公開が求められる。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2025.06.11参議院本会議・最終採決。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
219
反対
16
投票総数
235
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党賛成賛成 111 / 反対 0 ・ 2名は投票なし
立憲民主・社民・無所属賛成賛成 41 / 反対 0
公明党賛成賛成 26 / 反対 0 ・ 1名は投票なし
日本維新の会賛成賛成 17 / 反対 0
国民民主党・新緑風会賛成賛成 12 / 反対 0
日本共産党反対賛成 0 / 反対 11
れいわ新選組反対賛成 0 / 反対 4 ・ 1名は投票なし
沖縄の風賛成賛成 2 / 反対 0
NHKから国民を守る党賛成賛成 2 / 反対 0

参議院公式の本会議投票結果から、会派別の賛否票数を転記。衆議院で修正された政府案の最終採決です。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出
  2. 会議録

    教員の処遇と時間外勤務を修正審議

    給特法等改正案と五会派共同修正案について、教職調整額、2029年度までの時間外勤務目標、授業時数・教員配置、教育委員会の計画と検証を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  3. 衆議院
  4. 成立
  5. 公布

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

2026年4月の主要規定施行後、教育委員会の計画・公表と教職調整額の段階的引上げを検証する段階です。

段階施行中
いま確認すること

勤務時間の正確な把握、業務そのものの削減、自治体計画の比較可能な公表を、処遇改善と同時に進めること。

次の節目

2029年度までに時間外在校等時間を月平均30時間程度へ縮減

施行の工程と確認指標を見る →