SPEECH COMPARISON

新しいワクチンの安全性を、接種後までどう確かめるか

承認審査・本人の判断・追跡調査を三氏で比較

三氏は海外データを使う承認の慎重さ、正確な情報に基づく本人の選択、接種記録と診療情報を結ぶ事後調査という異なる段階を取り上げました。

比較する問い

緊急時の迅速な承認と、長期的な安全性・有効性の検証をどう両立するか。

VOICES

発言を並べる

各発言の要約と原文抜粋を、同じ会議録から確認します。

01

長妻 昭

立憲民主党・社民・無所属

「そして、先ほどからありましたけれども、副反応というのは相当長期間後に出る可能性もありますし、あるいは、ワクチンに詳しい方にお伺いしますと、真の勝負は承認後にある、ワクチンの副反応とか有害事象、これをきちっとやらなきゃいけないということなんですが、今までは事後調査というのをやっていなかったと思うんですよ、ワクチンについて。つまり、ワクチンを国民の皆さんに打った後、それがどのぐらい効果が出たのかというような調査というのは、メーカーはしていましたが、国はしていなかったと思うんですが、これは、今回のコロナワクチンについては、国はきちっと追跡調査、効果も含めてやっていただけますか。」

第三波の拡大を抑える検査・追跡・医療と、ワクチンの優先接種、副反応救済、情報公開を一体で進めるよう求めた。

02

中島 克仁

立憲民主党・社民・無所属

「政府としては、有効性、安全性が確認をされたワクチンをまずは確保すること、そして、承認をする段階で、ちゃんと国民の多くに、正確な情報と、そして、そのプロセスをやはり透明化していくことが求められるということは、もう再三御指摘、他の委員からもさせていただいております。」

ワクチンの安全性・有効性を公開して本人の理解と同意を確保し、副反応を継続監視する仕組みを求めた。

03

田村 憲久

自由民主党・無所属の会

「ただ一方で、有効性や安全性が確認されて承認をされる。もちろん、そうはいっても、接種が乏しいといいますか、初めてのワクチンでありますから、いろいろな情報を集めながら、また、接種が始まってからもいろいろな情報というものを集めて、その上で情報発信していかなきゃならないとは思っておりますけれども、そういうものを正確に情報を国民の皆様方にお伝えしながら、その中で御本人が御判断をいただく。承認されていますから有効であるということは確認済みでありますので、こういうメリットがありますよということをお伝えをさせていただきながら、最終的には御本人の御判断でということであります。」

接種費用を国が負担し、安全性情報と副反応を評価しながら、自治体と大規模接種の準備を進める考えを説明した。

COMPARISON AXES

3つの比較軸

  1. 01

    承認前

    海外の試験結果をどこまで使えるか、日本で安全性と有効性を確認する審査過程をどこまで公開するかが焦点です。

  2. 02

    接種時

    効果と副反応を正確に伝え、優先接種の対象者を含めて本人が理解して判断できる環境が求められています。

  3. 03

    接種後

    副反応報告だけでなく、接種記録と診療情報を結び、長期的な効果や有害事象を継続して調べる仕組みが問われています。

COMMON GROUND

共通している点

新しいワクチンへの信頼は、承認時の説明だけでなく、接種後も情報を集めて公開し続けることで支える必要がある点は共通しています。