緊急銃猟の対象をクマとイノシシに限る根拠は何か
農作物被害の大きさではなく、人身被害のリスクと生活圏での銃器使用を必要最小限にする考えから対象を限定した答弁である。
小野田 紀美
自由民主党
「今回の法案で緊急銃猟の対象になる危険鳥獣というものが政令で定義されて、熊とイノシシであるというふうに承知しておりますけれども、鹿や猿も鳥獣被害は多数報告されております。その中で熊とイノシシを特出しする根拠というものをお示しいただきたく、危険鳥獣による近年の人的被害の件数を共にお答えいただければと思います。」質問を公式会議録で読む ↗
植田 明浩
環境省自然環境局長・政府
「本改正法案において緊急銃猟の対象となる鳥獣は、人の日常生活圏に出現した場合に人の生命又は身体に危険を及ぼすおそれが大きいものとしております。令和五年度の鳥獣による人身被害の発生件数、人数につきましては、熊が百九十八件、二百十九人、イノシシが四十七件、六十五人となっており、いずれも人身被害リスクの高い鳥獣であることから熊とイノシシを危険鳥獣として定めることを想定しております。」
答弁の要点
答弁を公式会議録で読む ↗日常生活圏で人命・身体へ大きな危険を及ぼすことを基準とし、2023年度の人身被害を踏まえてクマとイノシシを対象に想定すると説明した。
質疑のポイント
農作物被害の大きさではなく、人身被害のリスクと生活圏での銃器使用を必要最小限にする考えから対象を限定した答弁である。
残る確認点
人身被害の状況が変化した場合に対象鳥獣を見直す基準や手続、地域差をどう反映するかは、この答弁だけでは確定していない。