衆法27号成立議員提出

副首都整備法案

正式名称:国家社会機能継続性確保施策及び副首都の整備に係る施策の推進に関する法律案

法案の概要

大規模災害に備え、東京に代わって国の中枢機能を担う地域を定め、「副首都」を整備する制度をつくる法案。

関係する可能性がある人
候補地域の住民・自治体国の行政機関企業・交通通信事業者
現在地7月24日 参議院可決、成立成立
衆院委衆院本参院委参院本成立
公式情報へのリンクを掲載2026.07.28確認

30-SECOND GUIDE

副首都法の成立後、次に何が決まるのか

法律で副首都を指定・整備する枠組みはできましたが、特定の地域が自動的に副首都になるわけではありません。政府の基本方針や政令、道府県の申出を経て、指定地域や整備内容が具体化されます。

決まったこと

指定と整備の手順を法制化

道府県の申出と議会の議決、内閣総理大臣による指定、政府の基本方針と推進本部という制度の骨格が設けられました。

まだ決まっていないこと

候補地・施設・費用はこれから

どの地域を指定するか、どの首都機能を移すか、施設整備の範囲や国・自治体の費用負担は法律だけでは決まりません。

次に確認すること

基本方針・政令・国会報告

指定基準を具体化する政令、政府の基本方針、道府県からの申出、施策の実施状況を示す毎年の国会報告が次の確認点です。

よくある質問

大阪が自動的に副首都になるのですか?

いいえ。法律は特定の地域を指定していません。道府県が議会の議決を経て申し出た後、法律と政令の要件に照らして内閣総理大臣が指定します。

公式資料で確認する ↗
国会や政府機関がすぐ移転するのですか?

直ちに恒久移転することを決めた法律ではありません。災害時の首都中枢機能の代替や機能分散を進める枠組みで、具体的な機能や施設は基本方針などで検討されます。

公式資料で確認する ↗
成立後は何を見れば進捗が分かりますか?

施行日を定める政令、政府の基本方針、指定基準、道府県からの申出、政府が毎年国会へ提出する実施状況の報告を順に確認します。

公式資料で確認する ↗

WHAT CHANGES

何が変わるか

まず要点を確認し、気になる項目を開くと、制度上の変化とまだ決まっていない点を詳しく読めます。

01

首都中枢機能代替地域と副首都を定義

災害時に首都機能の一部を担う地域と、全部または大部分を担う「副首都」を分けて制度化する。

詳しく見る閉じる

首都中枢機能代替地域は、東京圏と同時に被災する可能性が低い地域が、必要な期間だけ首都機能の一部を代替する仕組みである。副首都は道府県を単位に指定し、首都機能の全部または大部分を代替するとともに、地域経済の中核となる役割も持たせる。

02

基本方針と推進本部を設置

国が機能分散、交通・通信、自治体や企業の事業継続を一つの基本方針で進める。

詳しく見る閉じる

政府は、人口・国家機能の分散、代替地域と副首都の役割、交通通信網、自治体業務や民間事業の継続支援を盛り込んだ基本方針を定める。内閣総理大臣を本部長とする推進本部が、省庁をまたぐ施策を調整する。衆議院での修正により、政府が実施状況を毎年国会へ報告する規定も加わった。

03

副首都の指定・整備に関する枠組みを新設

道府県の申出と議会の議決を前提に、国が要件を満たす地域を副首都に指定する。

詳しく見る閉じる

道府県が議会の議決を経て申し出た後、内閣総理大臣が、首都機能を代替できる行政基盤、人口・経済の集積、地方行政体制などの要件を確認して指定する。指定後は、国の機関の拠点、交通施設、都市基盤、規制緩和や税制措置などを通じて整備を進める。

MEMBERS & GROUPS

議員・会派の違いを比べる

同じ法案や論点への発言を、賛否だけでなく優先する手段の違いで比較します。

公式投票記録参議院・賛成123 / 反対121会派別賛否を見る →

POINTS AT ISSUE

成立までの主な論点

衆議院では、首都機能のバックアップが必要だという認識を共有しつつ、制度を短期間で決めること、既存の国会等移転法との関係、指定基準と費用の明確さが議論になった。衆議院修正で毎年の国会報告などが追加され、7月24日に両院で可決された。

01

指定基準と整備費用

法律は行政基盤、人口・経済の集積、地方行政体制を要件に挙げるが、数値基準は政令に委ねる。候補地域間の比較方法、国の施設・交通網の整備範囲、税制措置を含む費用負担が今後の焦点になる。

02

国会等移転法との関係

副首都は災害時の首都機能代替と地域経済の中核を担う制度であり、国会等の恒久的な移転を扱う既存法とは目的が異なる。両制度を並行して進めるのか、優先順位をどう整理するのかが審議で問われた。

03

国会への報告と検証

衆議院修正により、政府は施策の実施状況を毎年国会へ報告する。指定後に、災害対応力や機能分散が実際に高まったか、投じた費用に見合う効果があるかを継続して検証できるかが重要になる。

ROLL-CALL VOTE

採決と会派別賛否

2026.07.24参議院本会議・最終採決。公式の議員別投票結果を会派単位で集計しています。

賛成
123
反対
121
投票総数
244
押しボタン式投票可決参議院の投票結果 ↗
自由民主党・無所属の会賛成賛成 99 / 反対 0 ・ 2名は投票なし
立憲民主・無所属反対賛成 0 / 反対 40
国民民主党・新緑風会反対賛成 0 / 反対 25
公明党反対賛成 0 / 反対 21
日本維新の会賛成賛成 19 / 反対 0
参政党反対賛成 0 / 反対 15
日本共産党反対賛成 0 / 反対 7
れいわ新選組反対賛成 0 / 反対 5
日本保守党反対賛成 0 / 反対 2
沖縄の風反対賛成 0 / 反対 2
チームみらい・無所属の会賛成賛成 2 / 反対 0
社会民主党反対賛成 0 / 反対 2

参議院公式の本会議投票結果から、会派別の賛否票数を転記。各派に属しない議員は会派比較から除き、会派内の投票なしは注記しています。 掲載議員の詳細ページでは、本人の票を一覧で確認できます。

採決一覧で詳しく見る →

DEBATE & HISTORY

議論と審議の流れ

議案の手続と、このサイトで確認した会議録・発言を日付順に並べています。

  1. 提出
  2. 会議録

    副首都法案の危機管理と経済効果を質疑

    副首都と首都中枢機能代替地域の違い、東京一極集中の災害リスク、交通通信網、民間事業の継続、多極分散型経済圏を議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  3. 会議録

    こども支援の現場報告と三つの議員立法

    乳児院、医療的ケア児支援施設、青少年施設の視察を報告し、特別市・特別区制度、副首都整備、医療的ケア児等支援に関する法案・決議を扱った。

    会議と発言を詳しく見る →
  4. 会議録

    副首都整備法案を採決前に集中審議

    大規模災害時の首都中枢機能の代替、副首都の指定、国会等移転法との関係、審議時間と国会への報告をめぐり議論した。

    会議と発言を詳しく見る →
  5. 衆議院

    修正の上で可決

    先端技術の活用、政府による毎年の国会報告、検討結果の国会報告などを加える修正案が可決された。

    公式情報で確認する ↗
  6. 参議院

    特別委員会に付託

    参議院の沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会で審査することになった。

    公式情報で確認する ↗
  7. 成立

IMPLEMENTATION

成立後の実施状況

法律の成立後、基本方針、指定基準、整備費用を具体化する行政段階へ移ります。

成立後手続
いま確認すること

首都中枢機能代替地域と副首都の指定要件、国と自治体の費用分担、国会への年次報告の様式を決めること。

次の節目

公布・施行期日と、政府の基本方針策定を確認

施行の工程と確認指標を見る →