各会派が今国会の憲法論議を総括
憲法9条、緊急事態条項、国民投票、地方自治、議論の進め方を各会派が総括した。審査会として初めてNHK中継が行われた。
この会議の主要論点
- 01
緊急時の国会機能と議員任期を憲法にどう位置付けるか
- 02
憲法9条と自衛隊の位置付けをめぐる会派ごとの違い
- 03
条文起草へ進む条件と、国民に議論を開く方法
詳しい会議解説
この会議を背景から読む
公式会議録を基に、背景、審議の流れ、原文、確認できた結論、今後の確認点を分けて整理しています。
背景
憲法審査会は、憲法9条、自衛隊の位置付け、緊急事態時の国会機能、地方自治、国民投票などを会派横断で議論する場である。この会議では、今国会の審査を各会派が総括し、審査会として初めてNHK中継が行われた。改憲の必要性だけでなく、論点をどう絞り、条文案の作成や国民への情報提供へ進むかという審議手続そのものが問われ、会派間比較の基準も必要になった。
何が審議されたか
各会派は、国民主権、基本的人権、平和主義を前提に据える立場、9条への自衛隊明記や緊急事態条項を急ぐ立場、国民参加で憲法を一から考える立場などを示した。緊急時の議員任期、教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所、参議院の合区も論点となった。一方、項目の絞り込みや条文起草委員会の設置に進展がないとの指摘があり、閉会中も審査を続けるか、議論の根拠を国民が検証できる形で示すかが問われた。
会議録の原文で確かめる
「我が党は結党以来、憲法改正を前面に掲げ、これまでに、教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所の設置、自衛隊明記、緊急事態条項創設の五項目の改正原案を公表いたしました。」
「テーマが拡散し、改憲項目すら絞り込めていませんし、条文起草委員会も設置されていません。」
確認できたこと
- 今国会に扱った改憲論点と、各会派の一致点・相違点が会派別に整理された。
- 緊急事態条項、憲法9条、地方自治などについて、条文起草へ進む条件自体が未確定であることが確認できる。
- 審査会の議論を国民へ伝える方法として、国会中継と根拠資料の公開が論点になった。
今後の確認点
- 複数の論点から、どの項目をどの根拠で優先して条文化するのか。
- 会派間で合意していない点を、少数意見も含めて国民にどう示すのか。
- 閉会中審査や国民投票を含む今後の工程を、いつ、どの機関が決めるのか。
主な発言
6件の発言要約を収録。
馬場 伸幸
日本維新の会教育無償化や統治機構改革など党の改憲項目を示し、条文起草と国民的議論を前に進めるべきだと述べた。
議員ページへ →古川 あおい
チームみらい国民主権・基本的人権・平和主義を前提に、論点と根拠を国民が検証できる形で示すなど、審査会の議論の進め方を提案した。
議員ページへ →國重 徹
中道改革連合・無所属立憲主義と個人の権利を議論の土台に置く立場から、憲法9条と緊急事態条項を中心に会派の考え方を整理した。
議員ページへ →新藤 義孝
自由民主党・無所属の会今国会の討議を踏まえ、緊急事態条項や憲法9条などで論点が整理されたとして、憲法改正の必要性を会派の立場から総括した。
議員ページへ →玉木 雄一郎
国民民主党・無所属クラブ改憲項目の絞り込みや条文起草に具体的な進展がないと指摘し、閉会中も審査を続ける必要性を訴えた。
議員ページへ →和田 政宗
参政党現行憲法を一から国民の手でつくり直す「創憲」を掲げる会派の立場と、国民参加型の憲法論議の必要性を説明した。
議員ページへ →同じ論点の発言を比べる
立場を単純な賛否にせず、優先する手段と残る課題を同じ軸で読みます。
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