第210回国会衆議院安全保障委員会 第5号

反撃能力、防衛費、専守防衛を検証

国家安全保障戦略など三文書の決定を前に、反撃能力の保有と専守防衛、日米の役割分担、防衛費増額の根拠、弾薬・装備の調達を議論した。台湾有事の邦人避難と沖縄の民間空港・港湾利用も争点となった。

確認済み会議録ID 121003815X00520221208

この会議の主要論点

  1. 01

    反撃能力の範囲と行使条件を専守防衛の原則から説明できるか

  2. 02

    防衛費増額の使途、財源、装備の整備状況を国会が検証できるか

  3. 03

    台湾・沖縄の住民避難と民間施設の軍事利用をどう考えるか

詳しい会議解説

この会議を背景から読む

公式会議録を基に、背景、審議の流れ、原文、確認できた結論、今後の確認点を分けて整理しています。

01

背景

国家安全保障戦略など安全保障三文書の決定を前に、相手領域のミサイル発射拠点等を攻撃する反撃能力、防衛費の大幅増額、装備・弾薬の整備が審議された。政府は反撃能力を専守防衛の範囲内とする一方、対象、時期、日米の役割分担が不明確なら先制攻撃との区別が問題になる。台湾有事を想定した邦人・住民避難と沖縄の民間施設利用も扱われた。

02

何が審議されたか

反撃能力をミサイル防衛だけでは足りない抑止力と位置付ける意見と、攻撃対象や行使条件が専守防衛を逸脱するとの懸念が示された。防衛費については総額だけでなく、弾薬の不足、小銃調達、研究開発、公共インフラを含む範囲を国会が検証できる情報開示が問われた。台湾・沖縄では、自衛隊機と民間機による避難、先島諸島の空港・港湾利用、施設が攻撃対象となるリスク、住民説明、省庁横断の司令塔が議論された。

03

会議録の原文で確かめる

「そういう意味でいうと、反撃能力の保有というのは、まさに抑止力の要だというふうに言えると思うんですね。」

「防衛大臣に伺いますが、運航や使用に制限がある空港、港湾、また、部隊運用上の有用性が高い先島諸島の空港、港湾とはそれぞれどこを想定したのですか、説明してください。」

04

確認できたこと

  • 反撃能力の必要性と専守防衛との整合について、賛否双方の具体的な論点が示された。
  • 防衛費増額を、装備・弾薬・研究・インフラの内訳から国会が検証する必要性が整理された。
  • 台湾・沖縄の避難計画と民間施設利用を、住民保護と軍事上のリスクの双方から扱った。
05

今後の確認点

  • 反撃能力の対象、行使時期、終了条件を、専守防衛の原則からどこまで明示するのか。
  • 機密を守りつつ、防衛費の積算と装備の整備効果を国会がどう監視するのか。
  • 先島諸島の住民と邦人を、安全な経路・期間・受入先まで含めて避難させられるか。

主な発言

6件の発言要約を収録。

質問と答弁を対で読む

問い、直後の政府答弁、残された確認点を原文抜粋で確認できます。

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